あなたは、特に理由など思い当たらないのに突然、「頭が痒いなぁ」「なんだかムズムズする」と感じることはありませんか?

乾燥や毛穴の汚れ、ストレスや頭皮についた傷・・・等々、頭皮の痒みの原因としてはいくつか考えられることがありますが、その一つに“皮膚ダニ”による影響があります。

考えてみれば、布団やカーペットにダニが繁殖しているとすると、当然顔や頭にそれらがついてもおかしくありませんね。

しかしながら、改めて「頭にダニ」と思うと・・・ちょっとゾッとしてしまいますが、本日は、私たちの頭に潜む“皮膚ダニ”をテーマに、その対処法をご紹介することにいたしましょう。

皮膚ダニについての対処法

皮膚ダニの正体は、毛穴に生息する「デモデクス」

一般的に“皮膚ダニ”として知られるのは、「デモデクス」という種類の細長いダニです。

どのような見た目かというと・・・、画像検索でたくさん出てきますので、気になる方はチェックしてみてください。

「デモデクス」は、アトピーやニキビなどの炎症を引き起こす「デモデクスブレビス」と、抜け毛や薄毛の原因となる「デモデクスフォリキュロラム」の2種類に分けることができます。

人や動物の毛穴(毛包)に住みつくこと、顔で繁殖してニキビのような赤みを生じさせることから、別名「顔ダニ」「毛包虫」「ニキビダニ」とも言われます。

毛穴に入り込み、垢や皮脂等を栄養分として摂取します。

皮膚ダニは、人間の顔や頭皮で繁殖し赤みや痒みを引き起こすのですが、特に髪の毛によって高温多湿が保たれる頭皮は格好の潜伏場所となるようです。

また、毛根部の栄養を吸い取るため、頭皮で増殖すしてしまうと抜け毛や薄毛の原因をも引き起こします。

私たちの身体に寄生する皮膚ダニの存在は、決して気分の良いものではありません。

「私は毎日清潔にしているから大丈夫!ダニなんていない!」と信じたいところですが、残念ながら人間への寄生率はほぼ100%。

しかも、完全に除去することは不可能です。

悪いことばかりじゃない?“皮膚ダニ”の意外な働き

とはいえ、意外なことに皮膚ダニが寄生していることによるメリットも報告されています。

なんと、皮膚にある余分な皮脂や皮質を食べて、肌を清潔に保ってくれるというんです。

また、バリア機能として細菌から肌を守る働きも担ってくれるとあって、私たちにとって100%敵であるとは言い切れません。

この皮膚ダニが全くいなくなってしまうと、肌表面が汚れたままになる、保護機能が低下する等、肌の劣化が加速してしまうこと必至でしょう。

ただし、繁殖しすぎてしまうと痒みや赤みといった負の影響が強くなってくるので、上手く付き合っていく必要があります。

皮膚ダニ対策には、「しっかり洗い、十分に流す」の基本ケアが重要

それでは、皮膚ダニによる影響で頭皮に痒みが生じた場合には、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

自分でできる対策としては「頭皮・毛穴を清潔に保つこと」です。

毎日しっかり洗い、毛穴にシャンプーやコンディショナーが残らないよう十分に流します。

また、髪が濡れたままの状態でいると頭皮環境が高温多湿になりやすいので、洗髪後はすぐに乾かしましょう。

このようなごく基本的なケアで、皮膚ダニの過度な繁殖を防ぐことができます。

ぜひ心がけてみてください。

まとめ

頭皮の痒みの原因は様々ありますので、自分で皮膚ダニだと決めつける前に、痒みが強い場合や長間続く場合には、皮膚ダニ以外の理由も考えられますので、早めに皮膚科を受診するようにしてみて下さいね。