アトピー性皮膚炎の子どもをお持ちのお母さんなら、「タモリ式入浴法」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この入浴法、本当に効果があるのか?デメリットはないのか?

アトピーっ子の入浴に最適?タモリ式入浴法とは

本日は、巷でも有名なタモリ式入浴方法をアトピー性皮膚炎の視点からご紹介していきます。

アトピーの子どもの入浴は毎日でなくても良い?

アトピーの子供はお風呂のことでも悩みが非常に多いです。

うっかり長く入って体があたたまると、皮膚のかゆみが増して掻きむしります。

自分もかゆい部分があるときは実感しますが、皮膚があたたまると居ても立ってもいられないほど、かゆみが強くなって我慢できなくなります。

ですから、アトピーの子供の入浴時間はごく短めにすることが基本です。

・汗や汚れは速やかに落とす
・強くこすらない
・せっけんやシャンプーを使用するときは洗浄力の強いものを避け、十分にすすぐ
・かゆみを生じるほどの高い温度の湯を避ける
・入浴後にほてりを感じるような沐浴(もくよく)剤、入浴剤を避ける
・入浴後に適切な外用剤(塗り薬)を塗る

日本の治療ガイドラインではこのように勧めています。

米国小児科学会では、アトピー性皮膚炎の治療の基本は”肌バリアの修復と維持を目標にスキンケアを続けること”として、子どもの入浴は2〜3日に1回でも良いとしています。

ではタモリ式入浴法のメリットにはどんなことがあるのでしょう。

タモリ式入浴法とは

タモリ式入浴法の方法は以下の通りです。

1)お湯の温度はぬるめの38度くらいにして、熱すぎないようにする。

熱すぎるお湯が皮膚を刺激することになるので、お湯はぬるめの温度が一番オススメです。
冬と夏でもこのあたりは調整しながらお風呂に入るようにしてみてください。

2)お湯につかりながら、汚れが気になる部分(首や腕の付け根など)を軽くこすって垢を落とす。

石鹸をつかったり、こすったりせずに、これだけで上がるのがポイントです。
10分程度であがるようにして、長湯はしません。

アトピー性皮膚炎の人の肌は、石鹸で洗うと刺激が強く、肌バリアが壊れて悪化してしまうことがあります。

この方法、福山雅治さんもしている入浴法として有名ですが、アトピーや乾燥肌が良くなったという人が続出しています。

使い分けで試してみては?

アトピー性皮膚炎の子どもは、とにかく清潔にすることと病院では指導されるので、これには驚くお母さんも多いかもしれませんが、肌が荒れている状態でそこに石けんやシャンプーがかかってしまうと肌への刺激が増えてしまいます。

でも、実際に子どものアトピーが良くなった経験を持つ人も多くいらっしゃいます。

合う、合わないはその子によって違いますので試してみるのも良いかもしれませんね。

石鹸は全く使わないという必要もなく、汚れや匂いが気になる部分、お尻や足、薬を塗っていて落とさなければならない部分は、刺激の少ない石鹸で洗ってあげると良いでしょう。

もちろん季節によっても、汚れの程度は変わってくると思います。

大切なことは肌への刺激を少しでも減らして、肌バリアを守ってあげることです。

そのためにも、入浴後にはできるだけ早く、肌が乾燥しないうちに薬を塗ってあげることが大切です。

気になったら、まずは自分が試してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

お風呂上がりやお布団に入って体があたたまったころに、子どもが肌をかきむしるのは良くあることで、親にとってもとてもつらいですよね。

でもケアの方法や成長につれて、必ず良くなると信じて、子どもの肌を守ってあげましょう。