春先に私たちを悩ませるのが花粉ですが、それに加えて心配のタネとなっているのがPM2.5や黄砂といった汚染物質です。

灰色に曇った北京の街中の様子をニュース番組で見て、怖いな〜と思っている人も多いはず。

PM2.5による子どもの健康への影響は?

ではこのPM2.5や黄砂は、私たちの健康にどんな影響を及ぼすのでしょう。

呼吸器系や循環器系の疾患のリスクも

PM2.5のような汚染物質は、冬には大気中に留まりやすく、冬の間大陸の大都市にたまっていた汚染物質は、春になると風に乗って日本まで飛来します。

これが、春先から初夏にかけて、日本ではPM2.5や黄砂が増える理由です。

そしてこのPM2.5は、目には見えないほどの小さな小さな物質なので、呼吸と一緒に吸い込んでしまうと、肺の奥深くまで入り込んでいきます。

そのため元々喘息や気管支炎などの呼吸器系や、循環器系の疾患がある人は、より症状がひどくなる恐れがあります。

また気管支に影響を受けやすい小さな子どもは、咳き込んだりのどが痛くなるなど、体調を崩すケースも見られるということです。

喘息やアレルギーを持つ子はもちろん、特にそうした症状がない子でも注意が必要です。

将来的に肺がんのリスクが高くなるという専門家の話しもあります。

汚染物質の健康被害を防ぐには

PM2.5や黄砂の健康被害を防ぐためにできることは、花粉と同じでとにかくできるだけ吸い込まないようにすることです。

お住いの地域の飛散情報をチェックして、濃度が高い日にはできるだけ外出を避け、家にいるようにしましょう。

どうしても、戸外に出るときは帽子と高性能の微粒子用マスクをつけるのが大事です。

子どもを長時間外で遊ばせたり、スポーツをさせるのはやめ、屋内で遊べるように工夫してあげて下さい。

赤ちゃんを連れて外出するときは、ベビーカーにかぶせるバギーマスクでシャットアウトします。

ただしその場合には中の温度には注意して、水分補給や体温調整をしっかりしてあげて下さいね。

基本的には花粉と同様の対策を

家の中での対策も、基本的には花粉と同じです。

家に入る前に服や髪の毛についたPM2.5を払い落とし、室内に持ち込まないように注意しましょう。

帰宅後は必ず手洗い、うがいを徹底するのは言うまでもありませんね。

濃度が高い日は、洗濯物は外に出さずに室内干しにします。目には見えませんが洗濯物にPM2.5が付着して、家の中で空気中に舞い上がるとそれを吸い込んでしまいます。

また換気や窓の開け閉めは最小限にして、空気清浄機はPM2.5よりも小さな微粒子にも対応できるタイプを使用すると安心です。

まとめ

PM2.5を始めとした汚染物質による健康被害や、病気との因果関係については、現段階でははっきりとした答えが出ているわけではありません。

今後の調査によって、色々なことがわかってくるかもしれませんが、子どもの健康を守るために今できることは、してあげたいなと思います。

あまり神経質になる必要はないと思いますが、濃度が濃い日や注意報が出ている日は、気をつけてあげて下さいね。