「うちの子アトピーなの」という言葉を、普通の会話の中でも良く聞くようになったと思いませんか?

実際に、アトピー性皮膚炎を発症する子どもが増加傾向にあって、しかも成長してもなかなか完全に治癒しないケースも増えています。

気になる子どものアトピー、どんな治療法があるのか?

アトピー性皮膚炎の標準治療

本日は、アトピー性皮膚炎の場合の治療方法をご紹介します。

アトピー性皮膚炎の治療は速やかに始める

アトピー性皮膚炎の特徴は、肌に炎症が起きている期間が長いという点にあります。

ですから、治療にかかる期間も長くなり、子も親も大変な戦いを強いられることになります。

乳児は2ヶ月以上、幼児以降は半年以上炎症が続くと、アトピー性皮膚炎という診断が出ます。

ですから親も覚悟を持って治療に当たらなければなりません。

普通の湿疹やかゆみなどとは違って、薬を塗ったからと言って数日で治るものでもありません。

また治療法を誤ると症状が重篤化し、なかなか治らなくなってしまうのも怖いところです。

アトピー性皮膚炎の症状や経過は、軽症のうちと症状が進んでしまってからでは、とても大きな開きがあり、重症化すると日常生活にも支障をきたすほどです。

ですから最も大切なことは、とにかくすぐに治療を開始して、重症化するのを防いであげることです。

症状を繰り返す慢性疾患ではありますが、完全に治らない病気ではありません。

アトピーの3本柱の標準治療とは?

アトピー性皮膚炎に関しては、さまざまな治療法や民間療法のような話しが出回っていますが、それらを鵜呑みにするのは大変危険です。

医療の現場では3本柱の標準治療が行われていますが、これは科学的な根拠に基づいた、有効性が明らかな治療です。

3本柱の治療というのは、以下の通りです。

1)丁寧なスキンケアで清潔な皮膚と肌の潤いを保つ

2)皮膚の炎症を抑えるため、外用薬による薬剤療法を行う

3)症状を悪化させる因子を探し、周りから取り除く

以上のことを、どれは一つではなく、全てをバランスよく行なっていくのが大事です。

ステロイドは怖くない

外用薬はステロイドが中心になりますが、小さな子どもにステロイド剤を塗ることに、不安を感じる人は多いと思いますが、ステロイドに関しては、間違えた認識が広まっていることもあり、使用を極端に嫌がる人もいます。

色々な考え方があるとは思いますが、ステロイドのせいでアトピーが悪化するというのは、勘違いなのだと言う医師が多いです。

大切なことは、適切な時期に、適切な強さのステロイドを、適切な方法で塗るということ。

これを守らないから、上記のような誤解が生まれたのだということです。

ステロイドを使うときには、自己流の判断で使ったり止めたりを繰り返すようなことは絶対にせずに、医師の指示を守ることです。

どの時期にどんな塗り方をしたら良いのか、医師と相談を重ねながら、使用していくことが重要です。

そうすれば早い段階で改善が見込めますので、その後はステロイドを徐々に減らしながら、保湿でのケアへと移っていくことができます。

まとめ

アトピー性皮膚炎は薬物療法だけで治療していくものではなく、3つの柱にバランス良く取り組んでいくことが大切です。

かゆくて眠れない夜が続けば、その他の健康面や子どもの成長にも悪影響が出てしまいます。

根気のいる治療にはなりますが、必ず治る、良くなると信じて続けていきましょう。